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【本棚探索記録】鬼フィードバック(前田高志)
こんにちは!
今回は社内の本棚にあった本をご紹介してみようと思います。(密かにシリーズ化を狙っています笑)
社内本棚については以前他の記事で紹介したので詳しくはこちらから↓
今日ご紹介するのは『鬼フィードバック~デザインのチカラは“ダメ出し”で育つ~』(前田高志,2021)です!
著者の前田高志さんは、任天堂で宣伝・販促用のグラフィックデザインに携わった後、「株式会社NASU」を立ち上げ、著書も多数出版しているデザイナーの方です。
本の内容は実際の制作物の初稿から最終系までの過程を、実際のフィードバックとそれ受けて作成されたデザインを合わせて紹介するというものです。
デザインのビジュアルが多く掲載されていて非常に読みやすく、何よりデザイン制作の様子を実際に見せてもらっているような感覚で、読んでいてとても興味深かったです。
強く印象づけられたのは下記の2点です。
1つ目は前田さんが常に「目的」を意識したデザインにするために的確なフィードバックをしているところです。
タイトルの通り「鬼」のようにフィードバックのラリーをしているのですが、前田さんの"いいものを作りたい"という意識に対して、デザイナーの方も同じ意識で向き合っている様子が感じられました。
私にはデザイナーとしての経験がないので、前田さんのように具体的にどうしたら良くなるかという観点についてはうまく言語化ができないのですが、PMとして「デザインの目的やゴールをしっかり自分の中で持っておくということ」が大事なんだろうなと勉強になりました。
2つ目はデザイナーの方がフィードバックを受けて試行錯誤しながら、デザインをより良いものに仕上げていく様子を間近で見る感覚を味わえた点です。
前田さんが共有した情報を受け取ったデザイナーの方は、自分なりの解釈を入れながら相当な数のデザインをアウトプットしていくのですが、その引き出しの数と、目的に対してより思考を深めていった結果、新しいアイディアに辿り着いてさらなる良いデザインが生み出されていく様子がプロフェッショナルで、感銘を受けました。
元々この本を読むきっかけになったのは社内のデザイナーさんからの紹介だったのですが、デザイナー視点でも、PM視点でも非常に学ぶことが多い本でした。
私は今回初めて社内本棚を利用しましたが、自分では見つけられなかったような本に出会えてとても嬉しかったです。
また利用したらこの場を借りて紹介できればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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