Staff INTERVIEW from albedo Japan

毎週がスキルアップのチャンス?! 全社会議での取り組みについて聞いてみた

はじめに

今回のインタビューは、社内での取り組みのひとつ「All Staff MTG」(以下ASMとする)について聞いてみました。
ASMはいわゆる全社会議のことで、毎週月曜日の朝に開催しています。
インタビュイーはなんと副社長!仕事内容や求める人物像についてもお話されているので、応募を考えている方は必見です。
※2022年8月時点の情報です。

インタビュイー紹介

茂木さん

アルビド・ジャパン副社長。
現在のAll Staff MTGの骨子を作り上げた。

【インタビュー・文:田中 大介】

Q:まずは、あまり弊社のことを知らない方向けにご説明をお願いします。

茂木さん:
albedo Japanは、日々お客さまのデジタルマーケティング上の多種多様な課題に対し施策実行のご提案・支援を行っています。

デジタルマーケティングの課題解決を行う場合、ウェブサイトやアプリ、CRMやSNSマーケティングといった具体的なアウトプットを構築することが中心となりますが、構築以上に「施策を実施した結果、その施策が課題解決や成長につながったのか」といった点を大切にしています。

ーーーうちは具体的なアウトプットを作ることをゴールとするというよりは、いかにお客さまの課題を解決したり、ビジネスの成長につながる提案ができるのか?ということを重視しているんだぞ!っていつも言ってますものね。


茂木さん:
そのため、課題解決を行うために施策をスピーディーに実行するための技術力や知識も必要ですが、
お客さまの事業内容や市場ポジション、競合などの理解、短期的な課題、中長期的な目的など様々な情報をヒアリング・調査した上で、多角的に検討し、状況に合わせた施策内容を立案、わかりやすくご提案することが大切だと考えています。

ーーーふむふむ。いち社員が言うのもなんですが(笑)、なかなか身につけるのが大変ですよね…。自分も苦労しています。

実践の場としてのASM

ALL Staff MTGの様子。話す側としては相手の顔が見えると反応もわかりやすくていいですよね。

茂木さん:
そうそう。そんな簡単に身につかないよね(笑)。でも会社としては一人でも多く、課題解決力や柔軟に提案できるコミュニケーション力をつけてほしい。

そういうわけで、これらのスキルの向上を目的として、毎週月曜日の朝にオンラインで行っている全社会議の中で、
全社員で同じ記事を事前に読み、その感想を1分間で発表する「1Minute Talk」というものを行っています。

読む記事の内容は、時事ネタや働き方、デザイントレンド、キャリア形成、テクノロジーなど毎週様々。
毎週繰り返し行うことで5つの力を磨き、日々のプロジェクトや社内外のコミュニケーションに活かしていければと考えています。

課題解決力を身につけるのに必要な5つの力

Q:5つの力…?!具体的にはどんなものでしょうか。

茂木さん:
まずは<情報を収集する力を身につける>こと。
情報収集を行う際は自分の主観でフィルタをかけてしまうため、情報の内容が偏りがちになってしまいます。
1Minute Talkでは毎週ランダムにジャンル問わず記事を選出しています。
例えば、一般社員であればあまり触れることがない「四季報の読み方」など、本来であればあまり触れる機会がなかったジャンルの情報にふれる機会を作ることで、 新たな気づきや発見を得る体験を通じ、情報収集の起点を増やし情報感度を高めています。

ーーー毎週出題者が違うので、本当に幅広い話題が出てきますよね。また、その人の興味・関心を窺い知れるので毎週密かに楽しみにしています!


茂木さん:
次に<情報を汲み取る力を身につける>こと。
ランダムに決められた記事の内容は、自分の意見に合わないもの、合うものと様々です。
合わないと決めつける前に「なぜ自分の意見と合わないのか?」「どういった部分は同意できるのか?」という観点で、様々な意見を一度受け止めることで、インプットの幅や情報量を増やすとともに、情報の有益性を判断し見極める力を磨いています。

ーーー自分の興味がある内容だと考えをまとめるのも楽なのですが、いくら考えてもなかなかアウトプットできないときがあります…(苦笑)。
そんなときは決して楽ではないですが、毎週しっかりお題と向き合っていると、心なしか考える力がついてきた気がします!
3つ目はどんな力なのでしょうか?


茂木さん:
3つ目は<情報をまとめる力を身につける>ことです。
情報を収集し、自分なりの意見を考えるだけでなく、結果をアウトプットすることが大切です。

ーーー考えて終わり、でなくみんなの前で話すというアウトプットがあるのとないのとでは大きな差がありますよね。
1分間という時間制限の中で自分が伝えたいことを分かりやすく話すことって、実際やってみるとかなり難しかったです。
優先順位をつける力とか、端的に伝える語彙力が必要だなと…。


茂木さん:
うんうん、発表者にならなかったとしても、読んだ内容に対する自分なりの意見をまとめることで、情報整理力や要約力を養えるね。
情報整理力・要約力を鍛えることで、結果的に端的でわかりやすい資料作りにつながると考えています。
この力は、対話コミュニケーションのみならず、メールやチャットなどの文章力の向上にも生かされるんじゃないかな。

ーーー毎週幅広いテーマで対応するので、いろいろな案件に対応しなければならない私たちには良い訓練になっていると思います…!
あと2つですね!どんな力なんでしょう。


だんだん盛り上がってきました

茂木さん:
4つ目が<簡潔に伝える力を身につける>。
1分間という短い時間で自分の考えを伝えるためには要点を絞って、簡潔に話さなければなりません。
そのためには、最も伝えたいことに絞る、わかりやすい言葉選びなど話の筋道を立てることが重要となります。

また、伝えるだけではなく「伝わったか?」すなわち相手の立場に立って物事を伝えることがより重要となってきます。
これらを日々鍛錬することで、簡潔にわかりやすい説明となるよう心がけてもらいたいなと。

ーーー社内外問わず対面で話す機会も減っているので、「伝える」だけでなく「伝わったか?」を意識するのは大事ですよね。
「伝えた気になってる」ことも多いので気をつけねばと思います…!


茂木さん:
最後は<多角的な目線を身につける>こと。
自分の意見をしっかりと持った上で異なる意見に触れることで、1つの考え方に固執せず様々な角度から物事を見ることができるようになります。

自分は否定的な解釈だったが、他者は肯定的であった。などといった発表に触れることで、自分が気づくに至らなかった考え方を得ることができます。
これはアイディアの発想や創造性を高めるだけでなく、様々な検討に関わる能力を養うことにつながると考えています。

ーーー自分で考えるだけでなく、他の人の発表を聞く機会になるのもいいですよね。
プロジェクトであまり関わらない人だと、なかなかその人となりを知る機会もないので「この人はこんな考えなんだ」って知れて、ちょっと仲良くなれた気がします(笑)

さいごに

Q:貴重なお話ありがとうございました!最後にひとことお願いします。

茂木さん:
これらの力を向上させることで、日々新たに生まれるデジタルのトレンドや手法をいち早く察知する。お客さまの置かれている市場やポジション、ステークホルダーといったビジネスの状況や抱える課題を理解した上で施策内容を検討し、最適な施策実行のご支援ができればと考えています。




albedo Japanではこのような思考の元、単に制作するだけでなく、ビジネスを成長させるためのデジタルマーケティングの立案やチーム体制構築・UI / UX設計・実行を支援しています。ご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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